トロント・オンタリオ州自動車保険
カナダ・オンタリオ州の自動車保険の仕組み

自動車保険
カナダ各州と同様、オンタリオ州でも強制保険の加入が義務づけられています。強制保険のアップグレードの他、オプショナルの車両保険や各種特約保険があります。保険と車両登録は別手続きとなっています。
強制自動車保険
強制保険に含まれる最低補償は以下のとおりです。補償をアップグレードすることも可能です。
詳細は政府Financial Services Regulartory Authority of Ontario (FSRA)のウェブサイトをご参照ください。
- Third Party Liability (第三者賠償責任)
$200,000 が法的な最低額ですが、対人・対物事故を考慮して$1,000,000 あるいは$2,000,000に増額するのが一般的。 - Accident Benefit (事故傷害費用)
スタンダードとオプションの追加補償もある。
– Income Replacement
– Caregiver, Housekeeping and Home Maintenance
– Medical and Rehabilitation
– Attendant Care
– Death and Funeral
– Dependant Care
– Indexation Benefit - Uninsured Automobile(無保険車傷害保険)
無保険車との事故の場合の補償 - Direct Compensation-Property Damage(無過失車両補償)
自分に過失が無い場合、事故相手の保険会社から補償してもらうのではなく、自分の保険会社から補償してもらうもの。手続きの簡素化になる。この対象になるにはいくつかの条件がある。
オプショナル車両保険
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トロント自動車保険
Increased Liability (第三者賠償責任増額)
一般的には増額して$1,000,000 から$2,000,000 - Loss or Damage to Your Automobile (車両保険)
様々な免責額の設定ができます。
– Specified Perils(火災、盗難などある一定の災害による損壊の補償)
– Collision or Upset(衝突事故、転倒による損壊の補償)
– Comprehensive(Specified Perils の他Collision or Upset でカバーされない補償を含みます。)
– All Perils (Collision or Upset とComprehensive の組み合わせ補償になります。)
各種特約補償
- 特約補償を追加することにより様々な状況での補償内容を強化することができます。
- OPCF 5 – Rented or leased vehicles
自動車をリースしている場合の補償。リースの場合は加入が必須です。 - OPCF 44R – Family Protection Coverage
加害者の賠償責任保険が不足している場合、被害者の保険会社が不足額を被害者が加入している賠償責任保険額まで補填する補償。 - OPCF 20 – Coverage for Transportation Replacement
車両が事故により運転不能の場合、その修理期間も含めて代車費用を補償します。 - OPCF 27 – Damage for Liability to Non-Owned Automobiles
アメリカ・カナダ国内でレンタカーをした場合、そのレンタカーの車両を補償します。様々な条件がありますので詳細は保険証書で確認する必要があります。 - OPCF 43 – Removing Depreciation Deduction
車両は購入時より減価償却します。この特約を新車購入時に契約することにより、2年あるいは2年半以内の全損事故の場合、減価償却されずに購入価格が補償されます。 - Other endorsements
この他にも様々な場合に応じて特約補償があります。Uber やTuro に使用など、あるいは長期にわたり運転をせず、保管時の補償などがあります。
注意:本サイトで使用されている日本語説明は概略参考資料です。すべての場合において保険証書の文言が優先されます。保険補償内容に関して特定の除外、制限、条件が適用されます。
- OPCF 5 – Rented or leased vehicles